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津沢商工会館

[津沢商工会] 2008年竣工
所在地:富山県小矢部市

加賀藩の藩倉と運漕の町として栄えた津沢。
―古くは江戸時代前期-
砺波平野から納められる年貢米を収納する藩倉が建てられ、小矢部川による舟運が始まった。
・・・藩倉を中心に津沢の町立が行われた

 

そんな歴史を背景に現在、商工業の発信地である津沢商工会津沢地区の商工業の改善・発展地域の活性化につながる様にとの思いを込め設計を進めた。
外観は藩倉をイメージした土蔵づくりとし、外壁は板張り、しっくい壁を基調とし、一部をベンガラ漆喰で仕上げた。
駐車場、広場に面したコロネードは地域住民がパブリックスペースとして利用することができる。
2階は地域の人々が様々な活動に利用できるよう、出入り口を工夫し、内部は開放的な空間にした。北側には広場にむけて大きな開口をとり、初夏のころ、毎年津沢地区で行われる夜高まつりを観覧できるよう配慮した。

建築データ
発注:津沢商工会
設計協力:建築環境設備(設備)
施工:丸五
敷地面積:573.49㎡
建築面積:204.42㎡
延床面積:233.95㎡
階数:2階
構造:木造(在来工法)

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